オックスフォードとミュージカル
この日の朝はゆっくり起き、朝食を食べ、パディントン駅から電車で一時間くらい先にある学園都市、オックスフォードへ向かいました。
都市の入口部分。ここにきて初めてイギリスの雨を体験しました。さらさらなので傘をさしていない人が多いです。学生さんらしき人達は意外と見かけませんでした。平日の昼間だし、皆授業中かな?
まずは大広間が有名なクライスト•チャーチへ。正午に到着したのですが、大広間の見学時間が二時半からだったため、出直しました。
その間にオックスフォード城の見学ツアーに参加しました。看守の格好をしたお姉さんが案内してくれます。オックスフォード城の歴史はそのまま投獄、処刑の歴史なので、中の展示もわりかし怖いです。暗い牢屋ではぐれた時は「なんでやねん!」と声が出ました。関西弁は多少恐怖を払拭する力を持っていると信じている中部人です。その後無事他のお客さんと合流できてよかったです。
やっとこさ大広間へ入室!凄い!生徒たちがここで食事を取るため、美味しそうなにおいが漂ってきます。ハリーポッターの映画の撮影場所の元にもなりました。
教会も凄い。
教会近くにはアリスショップもあり(さすが不思議の国のアリス発祥の地)買い物を済ませ、オックスフォード内を散策しました。
それにしても驚くような街です。辺りには歴史のある建造物がゴロゴロしており、その建物が学校や図書館だったりするのです。これなんか小学校ですよ。
オックスフォードから世間に出た時「どこにもお城がない……」と意味不明なギャップに悩まされそうです。
大学内の小さな教会やカフェを覗き見し、四時頃足早にロンドンへ戻りました。今夜は六時半からミュージカルを見るからです!
キングライオン。
日本で劇団四季のミュージカルを見た後サントラを衝動買いし、職場や家で何度も聞いて魂の躍動を感じていました。あの興奮を本場で味わえるなんて……と、チケットを持つ手が震えます。ドキドキしながら会場にはいり、いきなり開幕(何のアナウンスもなかった)です。
「ナーーーーズベンニャーーー」の「ナーーーー」の所でもう泣きました。
開幕中もその後もずっと「ムファサかっこいい……」「シンバかっこいい……」とフラフラしていました。胸筋が……なんて形のいい胸筋なんだ……あぁ……と喜びを噛み締め、ロンドンの夜は更けていきました。