おせち作ります その4
○卵焼き
皆大好き卵焼き。大量に作るので卵の量が半端じゃありません。材料は卵20個、顆粒だし、白醤油、砂糖大盛りです。まず卵を割りまくり、菜箸でがんがんまぜます。早う終わりたい。
混ぜ終わったら大きく広げたガーゼ素材の布巾に流し込み、絞ります。
グランマのハンドが写り込んでおる
こうすると卵の繊維が切れ、なめらかな口触りになるそうです。その後顆粒だしや砂糖をとかし、更にまぜまくります。ちょっともう疲れました。
この辺りで疲労のピークに達したのでソファーに倒れこみました。それにしてもグランマは凄い。私に的確な指示を与えつつ、お磨きや門松の用意、カーテンの付け替えまでしてしまいます。「昔と比べたら大分色々できなくなってね……やっぱ歳だねぇ」と呟きますが中々賛同できません。「大変なら私が卵焼きやろうか?」と心配するばあちゃんに左手で(いい)と返事をし、ナメクジのようにはって台所へ向かいます。ここまで来たのだから最後までやり遂げたい。
熱した長方形のフライパンをオリーブオイルを染み込ませたガーゼで拭い、おたまで卵をすくいます。普通の卵焼きを作る要領でがんがん作っていきますが、最後だけ少し違います。
なんか簾みたいなのとガーゼを用意します。そしてここに卵をのせ、簾を強めに巻き、後をつけます。
するとこんな感じで表面がでこぼこに。
焼くときに多少形が崩れてしまっても、ここでぎゅうぎゅうに巻くと綺麗になるので気にしません。これで完成です。
○にんじんの花形切り(おまけ)
煮物を作るつもりでにんじんを切りましたが、時間切れのため完成せず、最終的にお雑煮の花になりました。切り方だけ載せておきます。
まずにんじんを五角形になるように切ります。私はこれができません。グランマに切って頂く他ありません。一人では決してできないおせち料理の一つです。
五角形の辺ごとに差し込み傷のような凹みを作り、縦に切っていきます。その後切り口部分に2mm程切れ込みをいれ、花弁にあたる頂点から斜めに切り、花びらの形を作ります。
説明が下手くそすぎて申し訳ない。
そんなこんなでお節が完成しました。今回はおせちを小出しにする&既製品を混ぜる 陣形だったため、一挙に写真におさめられず残念。
調味料を明確に測っておらず、途中「つらい」「大変」と愚痴ばかりで、何の参考にもならないブログです。本当すみません。来年もやるかわかりませんが、やるなら頑張ります。
おせち作ります その3
○肉巻きごぼう
子どもの頃から大好きなおせち料理の一つです。材料はこちら。
牛肉、柔らかく煮たごぼうを叩いたもの、たこ糸
ゴボウを牛肉で巻き、更にたこ糸でぐるぐる巻きにします。ていうかこのたこ糸、どう考えても料理用のものじゃなさそうですが、それは大丈夫ですか?このたこ糸5年くらい前からずっと牛肉巻き専用みたいな顔で正月セットに入ってますが、アイデンティティとかいいんですか?
巻いたら鍋に敷き詰め、醤油と砂糖とみりん(…)で味を整えて完成です。盛り付けのさいはたこ糸を外し、金太郎飴のように切って並べます。
○鶏団子
正式名称がわかりません。材料は鶏のひき肉、片栗粉、うずらの卵です。卵は茹でて皮をむいておきます。
鶏肉は片栗粉とまぜて団子にします。その後SSM(醤油砂糖みりん)で味付け、団子と卵を合わせて串刺しにして完成です。
この辺りから割烹着の首元ゴム部分がかゆくなり、しきりにビヨビヨしていました。
○栗きんとん
そろそろラストスパートです。さっきから肩で息しっ放しです。材料はさつまいも、栗のシロップ漬け、梔子の実(色付け用)、ありったけの砂糖です。さつまいもは皮をむき柔らかくなるまで煮まくります。その後取り出し、ザルと木べらでこしていきます。
これが大変
ミキサーでゴリゴリやりたいのですが、粒子が荒くなってしまうせいで食べた時の口あたりがよくありません。さつまいもを木べらでつぶしていく作業は正直しんどく1べら(なんの単位だ)ごとに「へぇ」 「べへぇ」と声が出ます。
完了後は梔子の実を水にといた液体を入れ、鮮やかな黄色を作り出します。その後大鍋にさつまいも、信じられない量の砂糖、栗のシロップだけを入れ、ぐつぐつと煮ます。この時の沸騰して飛んでくる餡が死ぬほど熱い。腕も痒いし首も痒い。おまけに餡にまで優しくしてもらえない。この辺りが一番しんどかったです。
材料が混ざり終えとろとろになったら栗を投入し、火から下ろします。冷めると固まるので、あまり煮詰めすぎない方がいいかもしれません。
疲れました。続きます。
おせち作ります その2
12月30日。8時丁度のあずさ2号で私は私は祖母宅に旅立ちました。玄関を開けヒールを脱ぎコートをかけ割烹着を着たらすぐにおせちつくりに取り掛かります。
○田作り
あらかじめ買っておいた田作りをチラシの裏にぶちまけます。一握り分は昆布巻きのためにとっておき、残りを全て炒りまくります。
中火。こげないように注意しつつ、ぱきっと折れるくらいになるまで菜箸でまぜまくりです。
これに大分時間がかかるので、炒ってる間はひたすら祖母と会話します。最近の話題は専ら死に支度ですが、元気いっぱいに話す祖母を見るとお迎えはまだまだ遠いなと安心してしまいます。
「私が死んだらルクルーゼの鍋は全部あげるでね」あたりで全ての田作りが炒り終わりました。次はタレつくりです。田作り100gにたいし砂糖大さじ2 みりん大さじ2 砂糖大さじ10を鍋にいれ、砂糖が溶けるまで熱します。
におい あまい
砂糖が溶けきったら田作りをどさっといれ、タレを全体にからめたらすぐ取り出します。最初はねっとりくたくたですが、冷めるとぱきっかりっの田作りが完成です。
○はぜのほうじ茶煮
正式名称がわかりません。そしてあまり美味しくない。しかし毎年恒例なので作ります。
鍋に濡れた竹の皮を敷きます。
どこで見つけてくるんだこの皮は
竹の皮にハゼをおき、ほうじ茶をなみなみ注いで延々と煮まくります。
煮詰まったらザラメ、醤油、最後にみりんで味を整えて冷まして完成です。
○昆布巻き
材料は早煮え昆布、厚揚げ、田作り、ごぼう、ハゼ、かんぴょうです。
こんな風に昆布に材料を巻き、かんぴょうで縛ります。これも何個も作るので気が遠くなりましたが、この辺りで父方の従姉妹が手伝いに来てくれたのでなんとか意識を保てました。へー膝に爆弾を抱えてた弟君、今は肘にも爆弾抱えてるんだー。うちの弟?なんか風呂の水舐めるの好きになっちゃったみたいでーーあっごめん 違うわ 猫の方の話だったわ
出来上がった昆布巻きをどさどさ鍋に突っ込み、一煮立ちさせたら醤油と砂糖とみりんで味付けして完成です。
「醤油と砂糖とみりん以外他にないんかい!」と早速従姉妹がキレています。私は割烹着の袖のゴム部分がかゆくなり、それどころではありません。続きます。
おせち作ります
一人旅記録用として始めたブログになんでもかんでも詰め込んでしまい申し訳ない。年も瀬なのでおせちを作ります。毎年手伝いはしていましたが、「メス」と言われれば鉗子を
渡し、「汗」と言われればハンケチを渡すのみで、味付け等に一切関わらなかったため、今後一人でも作れるようにブログでレシピを残そうという目論見です。ではいきます。
○材料を用意する
27日辺りに食材を揃えるため大須の市場へ繰り出しました。
グランマは「この店の干瓢でないと昆布巻きが上手く巻けんでね(巻けないのでね)」と言いひょいひょいカゴに放り込みますが、本当だろうか。
同じ市場で松を買い、庭の南天を切り、近所の生協で卵や梔子の実を買います。何をどこで買ったか記録に残したかったのですが、グランマは「これは二階の冷蔵庫、これは倉庫」とボルト並みの速さで選り分けてしまうため、下記の写真を撮るのが精一杯でした。
今日は黒豆だけ炊いて退散です。決戦は30日からなので、それまで英気を養っておきます。
ニューヨーク4日目
あっと言う間に帰国1日前です。今回はずっと「帰りとうない」という気持ちで観光していました。
ブルックリン橋とマンハッタン橋。夜景も撮りたかった。
バーガーキングで昼食後、近代美術館にも行きました。時間がなかったのでお土産屋さんしか見れなかった……
また、今日は007スペクターの公開日だったこともあり「海外の方は本当にオーバーリアクションで映画を楽しむのか」が知りたくて映画館に向かいました。
ボンド卿かっこいい
大満足の面白さでした。日本で公開されたら通い詰めそうです。ボンドガールとエロい展開になると湧くオーディエンスに笑いました。全世界共通のお約束なんですね。
夜は職場の教授に教えてもらったイタリア料理店でワインをしこたま呑み、浮かれ気分でタイムズスクエア散策です。ああいやだ帰りとうない。
そんなこんなで楽しかった旅行が終わり、翌日の飛行機で帰国しました。本当に楽しかったです。
ニューヨーク3日目
友人宅で飲んだチャイがすごく美味しかったので、探し求めにTrader joe(オーガニック商品を多く取り扱うスーパー)にやってきました。
値段も3.5ドルとお手頃でした。
NYの物価が高く(ペットボトル1本300円くらいする)何を買うにも渋っていたので、このお店は非常にありがたかったです。しかも美味しそうなものばかり。試食したトマトとチキンのスープもパックごとがぶ飲みしたいくらいでした。見ればレジに長蛇の列ができています。人気のチェーン店なんですね。
そんなわけで今日は買い物デーにしました。チェルシーやミッドタウン界隈を歩きまくります。
このお店ではニットワンピを買いました。
試着中でもガンガン扉あけて次の商品持ってくる店員さんナイス
かわいい食器がいっぱいでした。グラスや陶器は帰国中に割れてしまいそうだったので断念……
帰り道に見たエンパイア・ステートビルが綺麗でした。
ニューヨーク2日目
この日は午前10時頃のっそり起きセントラルパークに行きました。
暖かいのでここで朝食兼昼食
親子連れや犬の散歩、ランニングや楽器の練習など、色んな人が思い思いに過ごしています。11月初旬ですがとても暖かく、寝転んでこのまま昼寝できそうです。ぼんやりしながら先へ進むと、映画でよく見る噴水につきました。
のどか
ウェディングドレスを来た美人のチャンネーがバシャバシャ写真を撮られていました。雑誌の撮影かな?
次に公園に隣接しているメトロポリタンミュージアムにいきました。
観光地なだけあって大賑わいです。中はとても広く、一日ではとても見きれません。展示の仕方も素敵でした。絵画だけでなく宝石や家具もあります。
1泊15万円くらいしそう